
適切な判断・対応ができないから、いつのまにか失敗している。
自分に向いている投資方法がわからない・・・
投資を始めてみたものの、正しい投資だと実感できず、
株価が下がって、損切りや利益確定の適切な判断ができない。
結局、いつのまにか失敗して、
「自分に向いている投資方法がわからない」と思っていたりしませんか。
本記事では、どのような投資方法があるのか、代表的なもの9選をご紹介します。
ですので、いくつか実際に行ってみたら、
自分に向いている投資方法が見つかるかと思います。
予め言っておくと、損をしていなければ、投資方法は何でも良いと思いますよ。
- バリュー(割安)株投資
- グロース(成長)株投資
- インデックス投資
- 高配当株投資
- ロング・ショート戦略
- ニュートラル戦略
- イベント・ドリブン戦略
- グローバル・マクロ戦略
- マネージド・フューチャーズ戦略
長期投資法4選

バリュー(割安)株投資
ファンダメンタルズ(財務分析や業績など)を元に、
市場価格よりも割安な株式を購入し、価格が見直された時点で売却し、その差益を狙う投資方法です。
基本的に、割安な株式を狙うため、
さらに値下がりする恐れは低く、大きな損失になりにくいです。
わたしはよく行う投資方法で、とてもおすすめです。
また、2022年以降、バリュー株投資が全世界で脚光を浴びだしている投資方法でもあります。
割安と判断する一般的な基準を記載します。
※業種などによって、基準は異なりますので、ご注意ください。
PER(株価収益率) | 日本株 | 米国株 |
---|---|---|
割安 | 15倍未満 | 20倍未満 |
割高 | 15倍以上 | 20倍以上 |
グロース(成長)株投資
企業の業績の成長とともに、株価が上昇するのを待つ投資手法です。
企業選びがうまくいけば、大きな収益を狙えますが、
業績の悪化が発生したら、株価に反映され、大きな損失にもつながりますので、注意が必要です。
代表的なグロース株は、
半導体銘柄、EV関連、IT関連や革新的サービスになります。
(アマゾン、マイクロソフト、アップル、テスラなど)
なお、わたしは、大きな損失を負いたくないので、グロース株に投資していません。
インデックス投資
日本市場(日経平均、TOPIX)やアメリカ市場(S&P500、NASDAQ)など、
市場全体に投資を行う投資手法です。
市場全体に投資するため、リスク分散されていますが、
その分、リターンも分散されてしまいます。
ですが、毎日忙しくて、投資の時間を確保できないような方にはおすすめします。
手堅い投資方法です。
仮に、市場全体が下落したとしても、長期的に保有していれば、持ち直しますし、
そこそこの配当(年利1~2%程度)が付与されています。
こちらも、よく行う投資方法で、
わたしは日本株(TOPIX)、米国株(S&P500)に毎月積み立て投資しています。
高配当株投資
配当利回りが高い銘柄に投資して長期間持ち続ける投資手法です。
こちらは注意が必要です。
「配当利回りが高い」とは、裏返すと、何か理由があって「人気がない」銘柄です。
配当利回りを高く維持するため、業績に見合わない配当を支払っている企業もあります。
経営悪化による株価下落のリスクを軽減するため、
「ダウの犬」「ダウの子犬」といった手法もあります。
「ダウの犬」投資法とは、
配当利回りの高い順から上位の10銘柄をリストアップし、銘柄毎に投資金額を均等に投資します。
年末に見直しを行い、上位10銘柄を入れ替える手法です。
「ダウの子犬」投資法の場合は、上位10銘柄ではなく、さらに数銘柄に絞るやり方です。
わたしがおすすめするのは、
世界シェアが高い企業や、その業種の独占企業で、配当利回りが高いものです。
たとえば、日本の商社は、世界ランキングトップ10入りで、上位6社で独占しています。
また、携帯通信サービスや航空、たばこ産業といった業種もよさそうです。
短期投資5選(※上級者向け)

これから記載する短期投資方法は、ヘッジファンド(投資のプロ)が行う手法です。
ヘッジファンドが行う手法ですので、
資金力や金融工学を駆使しているため、同じ手法を実践することはできません。
どのような手法があるのかを、あくまでご参考までにご紹介します。
また、わたしたちが取り入れた場合のやり方も、併せて記載します。
ロング・ショート戦略
将来的に値上がりが期待できる割安な銘柄を買い、
値下がりが予想される割高な銘柄を空売りする戦略です。
全ての銘柄で利益を狙えるため、かなりの収益が狙えますが、
予測を外せば、大きな損失が出る恐れもあります。
何をもって割高・割安を判断するかによって、複数の戦術があります。
たとえば、当該企業の業績などのファンダメンタルズや、同じ業界の類似企業との比較で判断します。
前述のバリュー(割安)株投資は買いですが、
ロング・ショート戦略は買い/売りとなります。
もし、信用売りを行えるようになったら、この戦略を取り入れてもよさそうです。
マーケット・ニュートラル戦略
価格変動に左右されない安定的な収益の確保を目指す戦略です。
完全に相殺することを目的に計算しながら運用するため、
ローリスク・ローリターンとなります。
もう少しわかりやすく言い換えると、価格がどちらに傾いてもいいように、
買いと売りを同時に仕掛けることで、損失リスクを抑えるようとする手法です。
私は行ったことはありませんが、
オプション取引を行うなら、この戦略は必須事項です。
イベント・ドリブン戦略
企業のM&A、新規上場、経営破たんといったイベントを利用して、収益を得る戦略です。
たとえば、企業買収の発表前後の価格差益を狙ったり、
破綻した企業に投資を行い、経営を立て直して、収益を得る手法になります。
ヘッジファンドの投資手法を私たちが取り入れるとしたら、
FOMCやFRB議長の発言、日銀会合や日銀短観、そのほかSQといったイベントでは、
価格変動が大きくなるので、市場の値動きに乗じる手法かと思います。
グローバル・マクロ戦略
経済指標などを見ながら割安な市場に買い注文を出し、
割高な市場に売り注文を出すことで、収益を狙う戦略です。
こちらも私たちが実践するとしたら、
日本株だけでなく、米国株、欧州株、新興国株といった市場を監視したり、
債券、コモディティ(石油や金など)にも手を広げるといったところかと思います。
マネージド・フューチャーズ戦略
ロング・ショート戦略とグローバル・マクロ戦略を合わせた特徴の戦略になります。
前述の戦略と異なるのは、コンピュータを駆使し、システムトレードを行う点と、
レバレッジを頻繁に使う点になります。
レバレッジとは、投資資金に対して、何倍の取引を行うかという意味を示します。
ですので、レバレッジを使うと、数倍のリターンを得たり、数倍の損失を被る恐れがあります。
ヘッジファンド(投資のプロ)ですら、失敗しています。
つまり、廃業(破綻)していますので、
わたしたちに当てはめると、自己破産といったところです。
よほど、自信のあるトレードでない限りは、レバレッジはあまりかけないほうが良いですよ。
私たちが実践するとしたら、
テクニカル分析を行い、数値を元に、トレードを行うことでしょうか。
例えば、移動平均線のゴールデンクロス時に買い、デッドクロス時に売りといった具合です。
なお、わたしの場合は、MACDとWPR(ウィリアムズ%R)を駆使して、トレードを行っています。
最後に
投資を始めて、すぐはインデックス投資をしばらく行い、
投資に関する知識を増やし、バリュー(割安)株投資や高配当株投資に、
少しずつ試していってはいかがでしょうか。
その中で、自分に向いている投資方法が何かがわかってくるのではないでしょうか。
おそらくですが、投資方法は1つではなく、わたしのように、複数行うような方は多いと思います。
本記事を閲覧して、損しないように投資ができることを願っています。
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