2022年3月現在ですが、以下のような懸念材料が挙がっています。
・ロシアのウクライナ侵攻
ロシアのデフォルト、欧州経済のインフレ、エネルギー・食物価格の上昇といった影響
・中国のコロナ再燃
主要都市のロックダウンによる経済失速、世界経済への影響、台湾侵攻の恐れ
・米国のインフレ
エネルギー価格上昇、インフレ退治は実現できる?
上記のような急激な経済変動に対応しないと、資産形成していけません。
ロシアのウクライナ侵攻といったものは状況が読めない以上、
予め日程発表している経済カレンダーについては、せめて整理しておこうと思います。
なお、経済市況は多くあるため、重要なものだけを記載していますので、ご了承ください。
FOMCの開催日程
FOMCとはアメリカの金融政策を決定する会合を示します。
FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利の上げ下げなどの方針が発表されます。
世界のマーケットに与える影響が大きく、市場関係者の予想と乖離すると、大きく株価に影響が出ます。
開催回数 | 開催日 |
---|---|
第1回 | 1月25日・26日 |
第2回 | 3月15日・16日 |
第3回 | 5月3日・4日 |
第4回 | 6月14日・15日 |
第5回 | 7月26日・27日 |
第6回 | 9月20日・21日 |
第7回 | 11月1日・2日 |
第8回 | 12月13日・14日 |
米国雇用統計の発表日程
アメリカの雇用情勢を示す統計で、景気状況を探る上で最も重要な経済指標です。
前月の実績値(アメリカの景気の実体を表す最新の数値)を
毎月第1金曜日にアメリカ労働省から発表されます。
統計時期 | 発表日 |
---|---|
2021年12月 | 1月7日 |
2022年1月 | 2月4日 |
2022年2月 | 3月4日 |
2022年3月 | 4月1日 |
2022年4月 | 5月6日 |
2022年5月 | 6月3日 |
2022年6月 | 7月8日 |
2022年7月 | 8月5日 |
2022年8月 | 9月2日 |
2022年9月 | 10月7日 |
2022年10月 | 11月4日 |
2022年11月 | 12月2日 |
消費者物価指数(CPI)の発表日程
消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。
前月分の実績値を毎月13日頃にアメリカ労働省から発表されます。
緩やかな物価上昇(2%程度)であれば、問題ないとされていますが、
最近の急激な物価上昇は、家計への打撃や資産の目減りを引き起こすため、要チェックです。
正確な日程はわからないため、以下にアメリカ労働省労働統計局のリンクを貼ります。https://stats.bls.gov/news.release/cpi.toc.htm
SQ
先物取引・オプション取引を行う際、決済期日があります(アメリカ:第3金曜日)。
その決済期日のことをSQ日と示され、SQ日の数日前からSQ日は取引量が多く、価格変動が多くなります。
3月、6月、9月、12月は先物取引とオプション取引のSQ日が重なるため、波乱が起こりやすいです。
3月、6月、9月、12月はメジャーSQと呼ばれ、それ以外の月はマイナーSQとも呼ばれています。
アメリカにおいて、NYダウやS&P500等の株価指数、原油や金などのコモディティ商品といった先物であったり、債券などのオプション取引などがあげられます。
なお、日本の日経平均先物も、ダウやS&P500に次ぐ取引量となっています。
分類 | SQ日 |
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マイナーSQ | 1月21日 |
マイナーSQ | 2月18日 |
メジャーSQ | 3月18日 |
マイナーSQ | 4月15日 |
マイナーSQ | 5月20日 |
メジャーSQ | 6月17日 |
マイナーSQ | 7月15日 |
マイナーSQ | 8月19日 |
メジャーSQ | 9月16日 |
マイナーSQ | 10月21日 |
マイナーSQ | 11月18日 |
メジャーSQ | 12月16日 |